海外のクリスマス

海外7カ国のクリスマスの過ごし方~世界と日本のクリスマス文化の違い~2018.11.22

海外のクリスマスは日本とは趣が異なるのをご存知でしょうか?日本で広く知られているクリスマスとどのように違うのか、ピエールマルコリーニとも縁のある、ベルギー・イタリア・アメリカなど海外7か国のクリスマス事情をまとめました。日本のクリスマスの文化と比較しながらご覧ください。

日本のクリスマスの過ごし方

日本のクリスマス
海外のクリスマス事情をご紹介する前に、まずは日本のクリスマスをあらためておさらいしましょう。

クリスマスは、本来イエスキリストの降誕を祝う祭日ですが、キリスト教を信仰する人が少ない日本でも古くから親しまれています。しかし日本のクリスマスの過ごし方は、海外と比べると実は少し特殊。一般的に宗教的な意味合いは薄く、恋人とともに過ごすロマンティックなイベントです。

クリスマスの期間は11月上旬ごろから当日まで。街や住宅を彩るクリスマスの装飾は、12月25日を過ぎると片付けられ、以降はお正月へ向けたものに変化します。
過ごし方 家族や友人と過ごす場合もあるが、多くは恋人や思いを寄せている人ときらびやかなイルミネーションを楽しむ
食事 伝統的な食事はないが、ローストチキンやフライドチキンを食べることが多い
デザート 鮮やかなデコレーションケーキ

【海外のクリスマス事情】イタリアの過ごし方

イタリアのクリスマス
マルコリーニの母の出身地でもあるイタリアは、キリスト教の一つであるカトリックの聖地「バチカン市国」が隣接しています。バチカンはカトリックの総本山であることから、イタリア人にはカトリック教徒が多いです。そんなバチカン市国にはクリスマスシーズンになると、世界中からも信者が集まります。

イタリアのクリスマスは家族一同集まり、今の暮らしに感謝をささげる日です。教会のミサに参列することからスタートし、自宅でコース料理を味わいます。日本ではクリスマスのディナーといえば夕食ですが、イタリアではお昼に「クリスマスディナー」を楽しみます。

イタリアのクリスマスシーズンは、一部を除き12月8日「無原罪の御宿りの日」から始まり、翌年1月6日「エピファニア(エピファニー)の日」までです。
過ごし方 教会のミサに参加した後、親族が集まって自宅で昼に食事を楽しむ
食事 ローストチキンなどを含んだコース料理
デザート パネトーネ

【海外のクリスマス事情】イギリスの過ごし方

イギリスのクリスマス
イギリスは、実は宗教を信仰していない人が多く、教会でクリスマスを過ごす人は少ない国です。クリスマス当日の過ごし方はイタリアと同じく、25日のお昼から家族で賑やかに食事をとります。

イギリスのクリスマスの大きな特徴は、25日にほとんどのお店が店じまいをし、交通機関もストップすることです。クリスマス一色で賑わっていた街も、当日は静かな顔を見せます。また毎年女王のスピーチが行われ、その放映を観るのが定番とされています。

早いところでは11月中旬からクリスマスの装飾がなされ、1月6日前後までクリスマスシーズンが続きます。
過ごし方 家族が集まってパーティを行い、賑やかに過ごす
食事 七面鳥をメインとし、芽キャベツなどの野菜を使った豪勢な料理
デザート ミンスパイ、クリスマスプディング

【海外のクリスマス事情】フランスの過ごし方

フランスのクリスマス
フランスはかつて、政治と宗教の勢力が同じであったため、現在もカトリックのイベントが多く催されています。クリスマスもその一つで、家族が集結して過ごす一年の中でも特別な日として認知されています。

世界的に有名なクリスマスケーキ「ブッシュ ド ノエル」は、フランス発祥のスイーツです。もちろん、フランスのクリスマスでは必ずと言っていいほど食卓にブッシュ ド ノエルが並びます。

フランスでは11月からクリスマスの準備が始まり、当日のメニューを熟考したり、クリスマスマーケットでお買い物をしたり、人々は大忙し。街中がクリスマスムードとなり活気づきます。
過ごし方 家族で自宅に集い、食事を楽しむ
食事 七面鳥の他に、牡蠣やフォアグラを使ったメニュー
デザート ブッシュ ド ノエル

【海外のクリスマス事情】ベルギーの過ごし方

ベルギーのクリスマス
ピエールマルコリーニの故郷ベルギーは、カトリックの信者が多く、クリスマスシーズンは比較的長い期間でイベントを開催します。中でも目玉と言えるのが、クリスマスマーケット。ベルギーのクリスマスマーケットは大規模で、国外からも観光客が足を運ぶほどの人気があります。世界遺産でもあるグランプラス周辺で行われるものがとくに有名で、その他にも各地でマーケットが開かれます。

クリスマスシーズンにはスペキュロスというお菓子が店頭に並ぶのですが、食べるのは12月6日の「聖ニコラス祭」です。クリスマス当日にはブッシュ ド ノエルやチョコレートをいただきます。
過ごし方 家族で食卓を囲んで過ごす
食事 七面鳥や芽キャベツ、サーモンなどが多く食べられる
デザート 12月6日:スペキュロス
12月25日:ブッシュ ド ノエル、チョコレート

【海外のクリスマス事情】ドイツの過ごし方

ドイツのクリスマス
ドイツのクリスマスの風物詩は、ベルギーと同様クリスマスマーケットです。クリスマスマーケットの発祥はドイツであり、世界最大規模の「シュトゥットガルト」や世界最古の「ドレスデン」には観光客を含め多くの人々が集まります。

ドイツ発祥の風物詩は、クリスマスマーケットだけではありません。クリスマスのシンボルとも言えるツリーも、プロイセン王国(現在のドイツ)の風習に由来しているのです。

日本ではクリスマスが訪れる前からツリーを飾り付けしますが、ドイツでは、クリスマスイブに装飾をします。ミサに参列するのもクリスマスイブなため、24日は街中でせわしない様子が見られます。
過ごし方 家族でクリスマスディナーを楽しむ
食事 ガチョウまたは鴨・七面鳥、クヌーデルなどのクリスマス伝統料理
デザート クッキーやシュトーレン

【海外のクリスマス事情】フィンランドの過ごし方

フィンランドのクリスマス
かの有名なサンタクロースが住む町、「サンタクロース村」で知られるフィンランド。他国とは一線を画す、変わったクリスマスの風習があります。

フィンランドではクリスマスイブに、サウナに入るのが定番の過ごし方。クリスマスは心身ともに清めることが好ましいと考えられているため、このような風習が定着しているそうです。サウナで体を清めた後はクリスマス礼拝に足を運びます。

24~26日は祝日で街のお店も休業するのが一般的。人々は家族や親戚と自宅で過ごします。
過ごし方 家族や親戚で集まりゆっくりと過ごす。
食事 朝食:ミルク粥
夕食:クリスマスハムやサーモン
デザート ジンジャークッキー(ブレッド)、ヨルトルットゥ

【海外のクリスマス事情】アメリカの過ごし方

アメリカのクリスマス
キリスト教徒の多いアメリカのクリスマスは、盛大なお祭り期間です。ロックフェラーセンターの巨大ツリーやホワイトハウスのツリーは見応えがあり、各家庭のイルミネーションやツリーもきらびやかです。

当日は家族で自宅に集まり、食事やカード・プレゼント交換を楽しみます。プレゼントやカードはパーティの必需品です。アメリカのクリスマスは新年を迎えるお祝いも兼ねることがほとんどで、クリスマスカードには新年の挨拶も記します。
過ごし方 ファミリーイベントとして知られていて、家族で賑やかに過ごします。
食事 七面鳥やハム、マッシュドポテトなどが定番料理です。
デザート クッキー

海外を参考に一味違うクリスマスを過ごしてみてはいかがですか?

一般的な海外のクリスマス事情をお届けしました。日本は海外とは異なり、フライドチキンを食べたり、恋人と過ごすロマンティックなイメージがあったりと独自の風習が多い国です。

各国で少しずつ異なりますが、大切な家族と一緒に過ごすというのはどの国も共通しています。そんな素敵な時間には、少し贅沢な食事やデザートが欠かせないようですね。大切な人と過ごすクリスマスに、ほんの少し贅沢をプラスして素敵な時間を楽しんでみてはいかがですか?