チョコレート

チョコレートの食べ方〜味を引き出す方法や堪能する順序、食べ方のポイント〜2019.06.25

チョコレートは食べ方一つで味わいがグッと変わるのをご存知でしょうか?チョコレートを最大限に楽しむために、意識したいポイント、食べる際の順序や豆知識をご紹介します。深い幸福感を与えてくれるチョコレート、せっかくならさらに魅力的に輝かせる方法で召し上がってみませんか。

チョコレートをより深く味わうためのコンディション作り 〜準備編〜

チョコレートは常に最高の状態で味わいたいもの。そこで、チョコレートを食べる前に少し意識するだけで、味わいが格段に変わる方法をお伝えします。チョコレートのポテンシャルをさらに引き出すためにもぜひお試しください。

香り、見た目、チョコレートが溶ける瞬間を味わうために『環境を整える』

まず、チョコレートは香りを楽しむスイーツでもあるので、香水やアロマなど香りが強い場所で食べるのは避けましょう。また、チョコレートを食べるのに最適な照明に設定しておくのも大切です。特にオレンジ色をした暖色系の明かりは、食べ物を美味しく魅せる効果があります。

続いて、チョコレートを食べる際の温度管理。約18〜20℃ほどに設定した空間で楽しむのが一番適しています。なぜなら、カカオバターを含むチョコレートは上記温度で最も気持ちの良い噛み応えを感じられるからです。チョコレートを口に含んで30℃前後になると甘味や苦味、香りが同時に溶け出します。チョコレートを味わうのに大切な「溶ける瞬間」を堪能するためにも温度管理に気を配ってみましょう。

カカオ含有量をもとに、チョコレートを口にする順番を考える

数種類のチョコレートを同じタイミングで楽しみたいときには、カカオの含有量を基準に食べる順番を決めるのがセオリー。カカオ含有量が低いものから高いものへ。つまり、ホワイトチョコレートなどの甘味が強いものから、ミルクチョコレートやビターチョコレートといった苦み、香ばしさの強いものへと流れを作りましょう。

チョコレート本来の味を楽しむ順序 〜テイスティング編〜

「チョコレートは五感で楽しむもの」と言って良いほど、食べ方の楽しみが詰まったスイーツです。食べる段取りを一工夫するだけでも、見違えるほどに味わいが変わります。

1. 香りと見た目

まずは、気持ちを落ち着かせ、深呼吸を1回。ここでチョコレートの香りを十分に堪能します。同時に見た目や色合い、特徴などがあれば一緒にチェックしましょう。

2. 音

特にタブレットやバータイプのチョコレートなら手で割ったときの音を楽しむことができます。適温で管理されたチョコレートだと「パキッ」と心地良い音が耳に響きます。

3. 味わい

いよいよ、チョコレートを口に含みます。噛まずに口の中でゆっくり溶かすように味わいましょう。時間を忘れて、じっくりと溶かすことでチョコレートのくちどけ感、滑らかさが徐々に口の中に広がり、思わずため息が出てしまうことでしょう。

最初に香りだけを楽しんだときよりも、鼻から抜けるようなチョコレートの芳醇さやカカオの深みがダイレクトに伝わります。口の中からチョコレートがなくなった後の余韻も存分に楽しんでください。

チョコレートをさらに美味しく食べるためのポイント3つ

チョコレート
ここまでチョコレートの食べ方として意識したい基礎知識や食べる順番を見てきました。ここからは普段の食べ方とは少し違う方法を取り入れたい「チョコレート愛好家」のあなたに、おすすめしたい豆知識を3つご紹介いたします。

カカオ含有量が多いチョコレートを選ぶ

カカオの風味を味わうためにはカカオ含有量の高い、ハイカカオチョコレートを味わってみましょう。中でもシンプルに構成された、タブレットチョコレートがおすすめです。原材料の先頭にカカオ豆やカカオマスと書かれているとカカオ含有量が多い証拠。特にカカオ含有量が70%以上のものはカカオが持つ本来の風味が味わえます。

常温のミネラルウォーターを準備しておく

チョコレートをテイスティングする際には、ミネラルウォーターを用意しておきましょう。ミネラルウォーターはチョコレートの味わいを邪魔しない飲み物です。特に複数のチョコレートを召し上がる際にはコース料理のグラニテのように口直しに用いると良いでしょう。日本国内であれば、浄水器を通した水道水でも大丈夫です。また「口直し」という点では、すっきりとした後味が印象的な日本茶もおすすめ。
チョコレートを一つ食べ終わった後、リセット用のドリンクで口の中をクリアにすることで、チョコレートの味わいが混ざらず、次のテイスティングに向かうことができます。
このとき、意識したいのはミネラルウォーターの「温度」と「種類」です。

まず、温度についてですが、低温のミネラルウォーターを飲んでしまうと口内の温度が過剰に下がってしまい、次に召し上がるチョコレートの溶け方に影響が出てしまいます。そのため、リセット用のミネラルウォーターはなるべく常温〜ぬるま湯(20〜35℃)程度のものをチョイスしましょう。

次に重要なのは種類。ミネラルウォーターには軟水と硬水があるのを聞いたことがありますか?一般的な特徴として軟水は口当たりが柔らかく、どなたでも飲みやすく、硬水はカルシウムやマグネシウムが多く含まれているため舌触りが重く、多少の苦みを感じるとされています。日本で生産されているミネラルウォーターはほとんどが軟水です。そのため、普段飲みなれている軟水を選ぶと良いでしょう。

空腹時、満腹時は避ける

空腹時は食欲を満たすことが最優先になってしまう「魔の時間」。チョコレート本来の味わいを感じ取るセンサーが鈍っている状態です。また、満腹時は味を感知する余裕がなくなっている状態のため、チョコレート本来の味を堪能するにはおすすめできません。どちらの状態も避けた、落ち着いたタイミングでお召し上がりいただくことにより、チョコレートの繊細な違いを感じ取ることができるでしょう。

チョコレートは食べる環境や順番の他にも、上記のように3つのポイントを意識するだけで、いつもと違う味わいや印象を感じられます。チョコレートの味わいが最高の状態で体全体に染み渡るよう、一つ一つのチョコレートに想いを込めてお召し上がりください。

チョコレートをより深く楽しむ食べ方で、作り手の想いまでご堪能ください

チョコレートを召し上がる環境やタイミングが異なるだけで味わいにも変化があることがわかりました。ショコラティエの表現したものをそのまま受け取るためにもチョコレートの食べ方のポイントや知識を意識して味わってみてはいかがでしょうか。

マルコリーニは毎年自らカカオ農園に足を運び、カカオ選びから愛情を注いでいます。カカオ農園でカカオを育ててくれた人の想いを受け取り、ベルギーで完璧なチョコレートに仕上げ、お客様のもとへお届けします。ピエール マルコリーニのチョコレートをお召し上がりの際はぜひとも、カカオ農園の青い空の下でゆったりと過ごしている情景を思い浮かべていただけると幸いです。