【チョコレートの保存方法】適正な温度や期間、冷蔵保存のコツ、白い粉の正体を解説

【チョコレートの保存方法】適正な温度や期間、冷蔵保存のコツ、白い粉の正体を解説2019.06.25

チョコレートの適切な保存方法はあまり広く知られていません。古くは保存食と言われ、現在でも腐りにくい食品として有名ですが、チョコレート本来のおいしさを最大限に発揮させるためには、保存方法に気を遣う必要があります。基本的な保存方法から、冷蔵保存のコツ、白い粉が浮き出る現象についてもご紹介します。

チョコレートに最適な温度・保存方法

チョコレートはデリケートな食べ物なので、温度変化にも敏感です。そのため、保管場所を選ぶ際には、極端に温度が変わりやすい場所は避けましょう。基本的にチョコレートの保存に適正な温度は15℃前後と言われています。湿度は50%前後で、多湿、直射日光を避けた涼しい場所が保管に最適です。

板チョコなどのチョコレートは、気温が20℃以下であれば、室内での保存も可能です。しかし、季節によって、また日中の気温上昇によって、室内の温度が高くなってしまうこともあります。そのような場合には、冷蔵保存でも問題ありません。

また、生チョコレート、ガナッシュチョコレートなど、中にクリームなどが含まれているチョコレートは、一般的なチョコレートよりも高い温度に弱いため、冷蔵庫で保存してください。

チョコレートの賞味期限

チョコレート
チョコレートを安心してお召し上がりいただける期間は、チョコレートの形状や種類によって異なります。生クリームが入ったものや水分量の多いものは、保存期間に限らず、賞味期限も短くなっていますので注意が必要です。特に生チョコレートなどは、数日しかもたないものもあります。

チョコレートのご購入や保存をする際には、パッケージなどに記載されている保存方法と賞味期限をきちんと確認しましょう。ただ、購入したらなるべく早めにお召し上がりいただくのが、チョコレート本来の味を楽しむ一番の方法です。

チョコレートに見られる白い粉とは?

チョコレートは、湿気や温度の変化によって結露が発生すると、白い粉が目立つようになります。これは「ブルーム」と呼ばれるものです。チョコレートに起こるブルームは2種類あります。

2種類のブルーム

ファットブルーム チョコレートを冷蔵保存した後、温かい場所に置くと「ファットブルーム現象」と呼ばれる、白い粉をふいた状態になります。これは、これまで冷やされていたものが急に高温の場所に置かれることで、チョコレートに含まれているココアバターが分離し、表面に白く浮き出る現象です。
シュガーブルーム 「シュガーブルーム現象」はその名の通り、シュガー=砂糖が原因で起こるブルーム現象です。チョコレートの表面に結露が発生すると材料として含まれる砂糖が溶け出します。そこから再度チョコレートを冷却すると、砂糖が結晶化し、シュガーブルーム現象に繋がってしまうのです。チョコレートがざらついた触感になってしまうので注意が必要です。
ブルーム現象が起きてしまったとしても、決して体に害はありませんが、舌触りのなめらかさやチョコレート本来の風味などが失われてしまいます。

白い粉(ブルーム)を発生させないために

ブルームを発生させないためには、直射日光を避け、15℃前後の涼しく乾燥した場所で保存しましょう。食べる前に常温に戻す際も火元やストーブ、ヒーターなどの近く、また暖房のきいた場所には放置しないよう、ご注意ください。

チョコレートの品質が劣化してしまう4つの原因

チョコレートは誤った保存方法を用いると、品質が劣化してしまうことがあります。「保存食」と言われているチョコレートですが、次の4つを考えずに保存をしてしまうと、購入時と比べて徐々に味や食感が変わってしまいます。

急激な温度変化

高温の場所から冷蔵庫に移る時などの急激な温度変化によって、上記でも説明したようなファットブルーム現象やシュガーブルーム現象などが発生する可能性があります。結果的に、チョコレート本来のおいしさ、カカオの風味が失われるため、適正な温度での保管が重要です。

湿気

湿度の高い場所に保管すると、チョコレートが水分を吸収してしまいます。チョコレートに水滴や湿気が入り混じると、変色したり、粘度が過剰に高まったり、ツヤが失われたりしてしまいます。最悪の場合、カビが発生する可能性があります。

日光

チョコレートは日光に晒されると、その光や熱によって温度が上昇し、変質や包装の破損につながりかねません。その結果、虫などが入る恐れもあるため、直射日光の当たる場所を避けて保管しましょう。

周りの匂い

チョコレートには、他の食べ物の匂いを吸着しやすい性質があります。他の食べ物の匂いが移ると、チョコレートの楽しみである香りや風味が失われてしまいます。室内でも冷蔵庫でも、ラップやタッパー、ジップの付いた袋などを使って保管すると安心です。

冷蔵庫で保存しているチョコレートをおいしく食べるコツ

チョコレート
冷蔵庫で保存しているチョコレートを、取り出して食べる時には少し気を遣う必要があります。ここでは、冷蔵庫での保存に関して、チョコレートをよりおいしく食べるためのひと手間をご紹介します。

冷蔵庫で保存するなら野菜室がなおよい

冷蔵庫で保存する際も、冷蔵庫内であればどこでもよいというわけではありません。よりおいしく保存するなら、一番大きな冷蔵室ではなく野菜室が理想です。冷蔵室と野菜室は温度管理が異なります。冷蔵室に比べ、野菜室は温度設定がやや高めで、室温との温度変化が少ないので、より最適な温度で保存することができます。

冷蔵庫から出したら15〜30分待つ

冷蔵保存したチョコレートを食べる際には、15〜30分ほど置いて室温に戻していただくことをおすすめします。チョコレートに多く含まれるココアバターという脂肪分が溶け出す頃、口どけの良さがより魅力的に感じられます。この絶妙な口どけが実現される適温が20℃前後です。

チョコレートをよりおいしく味わうためには保存方法も大切

チョコレートは保存方法ひとつをとっても、味わいに差が生じます。基本的には早めにお召し上がりいただくのがベストですが、日を置いて少しずつ楽しみたいという方は、ご紹介した保存方法やおいしく食べるコツなどをご参考にして、チョコレートをご堪能ください。

また、チョコレートは暖かい季節になると、溶けてしまったり、表面に白い粉が浮き出てしまったりしないか気がかりになることでしょう。そこでピエール マルコリーニの各店舗では、気温の気になる季節のお持ち歩きにもご安心いただけるよう、保冷剤や保冷バッグをご用意しています。お気軽にスタッフにご相談くださいませ。店舗では保冷バッグのプレゼントキャンペーンを8月末まで実施しております。
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